令和六年啓蟄号
2024年3月5日公開
今日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」です。これは、陽気が良くなってきて大地が温まり、冬眠していた虫たちが地上に顔を出す頃、という意味があります。
そんなわけで(?)、虫を見に行こうと思い立ち、東京都日野市にある多摩動物公園内にある昆虫園に行ってきました。
多摩動物公園の入場口です。大きなゾウのモニュメントがありました!
入場口から入って右手のちょっとした坂を登ったところに、昆虫園がありました。建物の前には、鉄製の大きなバッタのオブジェがありました。
昆虫園は、本館(写真左側)と昆虫生態園(写真右側)の2つの建物があり、昆虫生態園の中は、温室の植物園のようになっていて、たくさんの蝶々やバッタが放し飼いにされていました。
本館の中にも入りました。
※※※このあと、昆虫の写真がでてきますので、苦手な方はご注意願います※※※
館内では、様々な昆虫たちが展示されていましたが、「虫とふれあいコーナー」という一角もありました。ここには、ナナフシやダンゴムシなど、実際に触ってもいい昆虫が展示されていました。
「オキナワトガリナナフシ」は、歩く方向に手を差し出せば自然と登ってくる、と説明書きがありました。
ところが、手を差し出しても身体をくねくねと曲げながら逃げるばかりで、ぜんぜんふれあえませんでした。完全に嫌われていましたね〜(´Д`)
ダンゴムシとワラジムシは小さくて、よくわかりませんでしたが、とりあえず手に乗せてみました。
私は昆虫は比較的好きで、セミやカブトムシ、トンボやバッタなど、これまでいろいろな昆虫を触ったことがあります。しかし、今まで、一度も触ったことがないのはもちろん、見るのもイヤな昆虫がいます…そうです、ゴキブリです!
「虫とふれあいコーナー」には、なんとゴキブリも展示されていました( ̄O ̄;)
といっても、家に出る奴ではなく、「サツマゴキブリ」という、森にすむゴキブリの仲間でした。
恐る恐る、枯れ葉をかき分けてみると、それらしき黒い物体が数匹。勇気を出して、捕まえてみました。
見た目は家に出るゴキブリとは少し違った感じで、最初は、もっともっさりした遅い動きなのかな、と思ってたら、捕まえようとした時に逃げるすばしっこさは、家のゴキブリを彷彿とさせました。
二匹を手に乗せました。丸っこくて可愛らしいフォルムですね。
私の手の上を闊歩する、サツマゴキブリです!
私の手の甲は、小指側だけ濃い目の毛が生えています。子供の時は生えていなかったのに、いつの間にか生えてきたんですよね〜。
私の「手毛の森」にたたずむサツマゴキブリです。
手のひらの上でひっくり返すと、慌てて元に戻ろうとしたり、なぜか死んだふりもしていました。裏側からみた感じは、完全にゴキブリですよね〜(^_^)
そして、元に戻してやると、安心した感じで私の指に抱きついて、じっとしていました。
今回、生まれて初めてゴキブリの仲間に触ってみました。初めは緊張しましたが、触っていくうちに、他の昆虫と変わらない愛おしさも感じられ、最後はまさかの「カワイイ〜❤️」 と思うまでになっていました。
サツマゴキブリと楽しくふれあっていたら、なんとコーナーの端の方に、家に出るタイプでは最もポピュラーなクロゴキブリと、暖かい地方でよく出没するワモンゴキブリの展示もありました(^^;)
こちらのゴキブリは、触れるのは不可でした。でも、もし触れるのを許可されていたとしても、私はちょっと触れないです(ToT)
同じ昆虫なのに、なんで触るのも平気なのと、見るのもイヤなのがいるのか、自分でも不思議なんですよね〜。
ちなみに、サツマゴキブリは羽は退化していて飛ぶことができません。なので、家に出るタイプのゴキブリとはかなり違う質感です。カナブンやコガネムシに触れることができる方なら、サツマゴキブリも余裕で触ることができますよ〜(^o^)