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東京・三鷹の国立天文台で、虎屋で購入したおはぎを食べました!

令和六年春分号

2024年3月20日公開

現在、日本の祝日は年間16日あり、世界的に見ても、祝日の多い国となっています。でも、一般の日本人は諸外国に比べて労働時間が長く、長期休暇や有給休暇を取る人も少ないと聞きますから、せめて祝日くらいは多めでもいいのかもしれませんね。

ところで皆さんは、好きな祝日はありますか?私は、全部の祝日が好きです(≧∀≦)

その中でも、「春分の日」と「秋分の日」は、特に好きです。

どうして好きかというと、この2つの祝日は、決まり方が特殊だからなんです。

どういうことかと言うと、毎年、国立天文台が春分日および秋分日を計算し、それに基づいて、前年の官報(政府が発行する機関紙)で公告され正式に決定するんです。

だから、他の祝日と違って毎年日付や曜日が固定されていないばかりか、前年まで日付が確定しない、ユニークな祝日となっています。

このように天文学的に決められる祝日は世界的には珍しいそうです。日本は「科学技術立国」と言われていますが、まさにそれを象徴する祝日なのではないかな〜、と思い、気に入っています。

日本の仏教では、春分の日と秋分の日を中日として前後3日は「お彼岸」として先祖供養の行事が行われます。その時に「ぼたもち」や「おはぎ」がお供えされます。

この「ぼたもち」と「おはぎ」は実は全く同じものです。一般的には春のお彼岸に食べるのが「ぼたもち」で、秋のお彼岸に食べるのが「おはぎ」と言われます。

一説には、「ぼたもち」は「牡丹(ぼたん)餅」の転とされ、牡丹は春の植物だから、春に食べるのは「ぼたもち」、また、萩(はぎ)は秋の植物だから、秋に食べるのは「おはぎ」とされています。

同じ食べ物が地域や時代によって呼び名が変わることはしばしばありますが、季節によって変わるというのは、面白いですよね〜。

と、前置きが長くなりましたが、上記を踏まえ(?)、東京都三鷹市にある国立天文台の本部(三鷹キャンパス)に見学に行って、「ぼたもち」を食べてこよう、と思いたちました。

まずは、ぼたもちを買いに、東京都港区にある虎屋赤坂店に行きました。

さすが、老舗の高級和菓子店だけあり、ゆったりした空気が流れる、ステキなお店でした。

でも、お店には、裕福そうなマダムばかり。次々と羊羹などを買い求め、おなじみの虎屋の大きな黒い紙袋を持って、お店を出られていました。

一方の私は、ぼたもち(おはぎ)を3つ買っただけ。紙袋も小さめで、ちょっと気後れしてしまいましたが、店員の方にとても感じよく対応していただき、嬉しかったです。

虎屋をあとにして、電車とバスを乗り継いで、国立天文台の三鷹キャンパスにやってきました!

広大なキャンパスの中に、見学者用の休憩室がありました。

ここで、買ってきた紙袋からぼたもち(おはぎ)を出しました。立派な箱に入っていました!

箱を開けると上品なケースに鎮座するぼたもち(おはぎ)が入っていました。

左から、黒糖餡、白餡、小倉餡です。1個324円でした。黒文字(楊枝)も付けていただきました。

それぞれのぼたもち(おはぎ)を箸上げ、ならぬ黒文字上げした写真です。

さすが、高級和菓子店のぼたもち(おはぎ)だけあり、上品な味で、しかも、1個あたりの大きさが小さめなので、3つでもペロリと食べてしまいました。

子供の時には、母親がぼたもちをよく作ってくれました。大きさは虎屋の3倍くらいあり、小豆がたくさん入った粒あんで、ぼたもちの名前のごとく「ボタっ」としたゴツゴツとしたものでしたが、やはり田舎者の舌の私には、そちらの方が好みかな〜、と思います。もちろん、虎屋のも美味でしたよ(^o^)

箱の中に、おはぎの解説が書かれた栞が入っていました。