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小学館『幼稚園』4・5月号の付録は、NTT東日本とコラボしたリアルな公衆電話です!

令和六年穀雨号

2024年4月19日公開

小学館が発行する幼児向けの雑誌『幼稚園』。近年は、企業とコラボしたリアルな紙付録がついている、ということで、話題になることもしばしば。

4・5月号の紙付録は、NTT東日本とコラボした「こうしゅうでんわ」。なんと、本物そっくりのカード式公衆電話のペーパークラフトなんです。

ネットで見て、私も「わ!欲しい!!」と思いました。でも、果たして子供もいない、どころか結婚もしていない50のおじさんが買ってもいいものか。私が買うことで、買い損ねるお子さんが出るのではないか、と本屋さんで逡巡しました。

で、結果としては、1冊購入です!!

付録のビニール袋のシールには「おうちのかたと いっしょに つくりましょう。」と書いてありました。私は一人でがんばります!

袋を開けると、こんな部品が入っていました。台紙から各部品を外して組み立てます。これは、めんどくさ…もとい、やりがいがあります。

台紙から各部品を外しました。

幼少の頃から不器用ゆえ、ちょっと苦労したものの、何とか部品を組み立てました!それでも、20代の頃は電気工場や部品工場で働いたことがあって、グルーガンやシリコンの塗布作業など、上手いと褒められたこともあったんですよ〜。

ボタン部分はプラスチック製でした。番号シールを貼っていきます。ボタンはちゃんと押せるようになっていました!

内部の部品を組み立てました。なかなかメカニカルな感じでしょ?でも、なんと、作り方の紙が添付されていないんです。基本的には説明書がなくても、番号に沿って作っていけばOKなのですが、一部の部品は作り方の手本を見なければ無理でした。小学館の公式YouTubeチャンネルを見ながら作りました。今風ですよね〜。

前面の部品を取り付けました。まだ、ぬべー、とした感じです。

パネルを取り付けると、あらビックリ!かなり本格的なペーパークラフトです。

東京駅で撮影した、本物の公衆電話です。ほとんど遜色がないほど、そっくりですね。

付属している、紙製のテレホンカード(本物には使えません)を挿入します。

そして、なんと、受話器を置くと、カードが飛び出してくるというカラクリも!

硬貨投入口から、紙製の硬貨(?)も投入できます。

テレホンカードが普及する前は、長距離電話や長電話になる時は、公衆電話の上に硬貨を置いていましたよね〜。それを再現してみました。

下の硬貨受けから取り出せます。本物の硬貨を入れることもできるので、貯金箱がわりにもなるそうです。

「これは、かみの こうかです。」の注意書きがありました。紙の硬貨…それって、「軟貨だよね〜」などとツッコむのは、野暮なおじさんだけです。

今や、一人一台の携帯電話(スマホ)所持が当たり前になって、公衆電話はどんどん減っています。

でも、公衆電話は災害や停電時に強いと言われ、また、携帯電話を持っていない小さいお子さんの防犯にとっても重要な役割があります。

今回の紙付録は、ごっこ遊びのアイテムとしてだけでなく、いざという時に公衆電話が使えるよう、普段の練習用としても使える優れもの。発売日が2月29日なので、今も売られているのかわかりませんが、小さなお子さんがいるご家庭では、ぜひ手に入れて欲しいと思いました。

作る上でのアドバイスとしては、セロファンテープを用意することと、必ず小学館の公式YouTubeを見ながらつくることです。

〜おまけ1〜

以前、神奈川県にある「横須賀リサーチパーク」というところに見学に行った時、公衆電話のカプセルトイをいただいたんです。ずっと開けないまま保管していたのですが、今回を機に開けました。

こちらは組み立て不要だから、ちょっと嬉しい。

本体に貼るシールも添付されていました。それにしても「シールは肌に貼らないでください」の注意書きは要る?「公衆電話のかけ方」をタトゥーシールのように使うファンキーな人がいるのかな??

紙付録の上に載せました。親子、って感じです。

〜おまけ2〜

私が好きなYouTubeチャンネルの一つに「さまぁ〜ずチャンネル」があります。その中で、若いスタッフに黒電話の絵を描かせる、という企画がありました(22:28〜)。

さまぁ〜ずは優しいから、全員が正解になってましたが、ポイントを外した絵もいくつかあったような…。

そこで、私も、たぶんZ世代と呼ばれる人たちが描くであろう黒電話の絵を描いてみました。

私の画力の酷さはさておいて、上の絵は、黒電話の特徴としてポイントが外れているところが4か所あります。それは…。

1.受話器のコード無し。さすがにコードレス黒電話はなかったような…。

2.ダイヤルの穴の数が10個(または12個)ではない。

3.指どめが無い。

4.回転盤の全体に穴があいている。

特に3と4は、「さまぁ〜ずチャンネル」のスタッフもほとんど描けていなかったと思います。これはまさに、ダイヤル式電話機の使い方がわからないと描けない部分ですよね〜。指どめと、そこまでに回す余裕の部分がなければ、機械が番号を認識できませんものね。

と、ウザいおじさんマウントを発揮してしまいましたが、私だって、小さい時に周りの大人がダイヤル式電話機で電話を架けているのをみて自然に覚えただけで、何も知らなければ絶対に架けることはできません。それほど、ダイヤル式電話機の電話の掛け方は、知らない人にとってはトリッキーすぎる挙動ですよね〜。

正しい黒電話の絵を描こうと思ったのですが、画力があれなので、何かいいお手本はないかな〜、と思っていました。

そしたら、近所のスーパーに、可愛らしいパッケージの「文明堂のおやつカステラ」というのが売られていました!

私は甘党なのですが、カステラと牛乳の組み合わせというのは、自分ランキングではかなり上位に食い込むスイーツです。

で、カステラのパッケージの横を見たら、なんと、黒電話の絵が!これは、文明堂のCM(今はやってない?)でおなじみの、「カステラ1番、電話は2番、3時のおやつは文明堂〜」のCMソングを絵で表したものなんです。

この黒電話をご覧ください。受話器のカール式コード(1960年代まではストレートコードが主流)、回転盤の穴が10個、指どめあり、穴のない部分あり、と、完璧な絵です!