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東京屈指の金運スポット、小網神社で、新紙幣をいきなり洗いました!

令和六年大暑号

2024年7月22日公開

今月3日より、20年ぶりとなる新紙幣の発行が開始されました。皆さんは、もう手にされましたか〜?

私は、最近は電子マネーやクレジットカードでの決済がほとんどで、現金はほぼ使わなくなりました。でも、新しいお札は、従来の紙幣とは変わったところがたくさんあると聞き、早く見てみたいな、と思っていました。

新紙幣の肖像は、1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎です。いずれも明治時代に活躍し、近代日本の経済、教育、医学の礎をつくった偉人です。

とくに、渋沢栄一は生涯で500もの会社の設立に関わったとされる実業家で、「近代日本経済の父」「日本資本主義の父」とも呼ばれています。

これまで日本の紙幣の肖像は、為政者や教育者、文化人ばかりで、貨幣なのに経済人がほとんど採用されていませんでしたので、渋沢栄一はなかなか良いチョイスだと思いました。

渋沢栄一が設立した企業の中に、「第一国立銀行」があります。「国立」と言っても、国が設立したというわけではなく、国の法律に従って設立された民間銀行という意味で、この銀行が日本で初めての銀行であるばかりか、日本で最初の株式会社と言われています。

第一国立銀行はその後、銀行制度の変更により第一銀行、戦後は日本勧業銀行と合併して第一勧業銀行と名称を変更しました。さらに2002年に富士銀行、日本興業銀行と合併して、現在はみずほ銀行となっています。

第一国立銀行があった場所は現在どうなっているかというと…

なんと、みずほ銀行兜町支店として営業中です。

壁面に、銀行発祥の地を伝えるパネルが貼ってありました。

新札発行記念として、渋沢栄一のありがたいお言葉も掲載されていました。

入り口のところには、「銀行発祥の地」と書かれたプレートもありました!

さて、渋沢栄一のゆかりの地の銀行で、新紙幣に両替してもらおうと、中に入りました。

係りの方に、新紙幣が欲しいんですけど、と伝えると、2階の両替機を親切に案内していただけました。

両替機は、タッチパネル式で、新紙幣・旧紙幣のいずれの組み合わせ、枚数も指定できるかなりの優れもの。私は、福沢諭吉版の1万円札を2枚投入し、新紙幣1万円札と5千円札をそれぞれ1枚ずつ、千円札を5枚に両替しました。

みずほ銀行の口座を持っていれば、1日10枚までは手数料無料とのことで、私もみずほ銀行のユーザーですので、手数料無しで両替できました!

初めて手にした新紙幣です。アラビア数字(算用数字)が大きく書かれていて、外国のお金みたいで、カッコ良すぎるデザインです。

兜町といえば、東京証券取引所を中心に、金融機関や証券会社が集積し、ニューヨークのウォール街、ロンドンのシティと並んで、世界3大金融センターと呼ばれる地区です。

兜町から日本橋川をはさんで対岸にある、小網町には、東京都内で屈指のパワースポット、金運スポットで知られる、小網神社があります。みずほ銀行兜町支店から歩いても10分程度だから、行ってお参りすることにしました。

小網神社に向かう途中に、ニュースでもよく見る、東京証券取引所のビルがありました。これも、渋沢栄一が設立した企業の一つです。

小網神社に着きました。ビルとビルに挟まれて、ちょっと窮屈そう。

小さいながらも、立派な佇まいの神社です。

現在の社殿は、関東大震災後の昭和4年に竣工されました。明治神宮竣工にも尽力した宮大工・内藤駒三郎氏が指揮して建てられ、日本橋地区では唯一現存する戦前の神社建築となっています。立派な彫刻が施され、左右にある昇り龍、降り龍は強運厄除のシンボルとなっています。

この小さなお宮さんが、どうして東京でも屈指のパワースポットなのか?

それは、これまで数々の強運伝説が残っているからなんです。

社殿は関東大震災で倒壊しましたが、宮司さんが御神体を持って、近くの新大橋に避難しました。新大橋には避難する大勢の人がいましたが、橋が崩壊することはなく、たくさんの人が助かったそうです。これは、小網神社の御神体の加護があったからだ、と言われるようになりました。

さらに、第二次世界大戦中には、戦地へ出兵する氏子たちが出征奉告祭に参列し、お守りを受けた兵士の全員が命を落とすことなく戦地から帰還することができたそうです。

また、終戦末期には、隅田川の両岸地域で、アメリカ軍による非人道的な大規模空襲があったものの、小網神社の周辺は奇跡的に戦災を免れたのです。

このような強運伝説に加えて、お稲荷さんや弁財天といった金運の神様も祀っていることから、都内でも屈指のパワースポット、金運スポットとしてテレビなどでも取り上げられ、都心で交通の便も良いことから、連日参拝するお客さんで大行列ができているそうです。

両替したての新紙幣を持っていきました。

境内には、「財運向上 東京銭洗弁天の井」がありました。

硬貨などを井に浸して清めて、「種銭」として財布に入れておくと、新たなお金を呼んでくださるそうです。

新紙幣をざるに置きました。

そして、井の中にイン!

洗い清めた新紙幣です。東京は連日暑い日が続いていますが、お3人さんも100年越しの水浴びで涼んでいただけたでしょうかね〜。

勝手に写真を撮らせていただいたので、洗ったお金をお賽銭に、お礼も兼ねて参拝しようとしたら、こんな看板を見つけました。

そりゃ、濡れたお金を賽銭箱に入れるのはさすがにNGですよね〜。千円札は一枚だけ洗わずに持っていればよかった。

仕方がないので、持ち合わせていた野口英世版の旧紙幣の千円札をお賽銭にしました(^_^;)