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秋と言えば、お月見。東京で「月」と言えば月島!?もんじゃを食べなくても、最古の交番、観音様、温泉と、見どころ満載です!

令和六年秋分号

2024年9月22日公開

今月17日は、中秋の名月でした。

中秋の名月とは、旧暦の8月15日の夜に出る月のことです。旧暦8月15日は「十五夜」とも言われます。

この十五夜に出る月が一番美しいとされ、ススキやお団子をお供えして、月を愛でる風習があります。この風習は、平安時代に中国から伝わった、と言われています。

ところで、十五夜の月は美しい満月というイメージがありますが、厳密にいうと、年によっては、十五夜と満月の日は一致しないことがあるんです。

旧暦は月の満ち欠けによって日付が決められ、新月から次の新月までを1ヶ月、とします。この期間が約30日間。

そして、新月から新月までの期間の半分が満月になりますので、30日の半分の旧暦15日は満月になるはずです。

ところが、厳密には新月から新月までの期間は29.5日で、しかも月が地球の周りを一周するスピードは一定ではないため、新月から満月までの日数は15日前後にずれることがあるのです。

昨年2023年の十五夜は9月29日でしたが、満月もこの日で一致。しかし、今年の満月は9月18日で、十五夜と1日ずれました。ちなみに、今度十五夜と満月が一致するのは2030年となります。

さて、東京で「月」と言って思い出される地名は、やっぱり「月島」ですかね〜。

月島は明治20年代に、東京湾内の隅田川の河口にあたる地域に埋め立てて造られた人工島。「人工的に築かれた島」ということで「築島(つきしま)」と呼ばれていて、さらに、江戸時代に東京湾岸に月が綺麗に見える「月の岬」という台地があり、それにちなんで「月島」という字を当てたのが、地名の由来のようです。

そんなわけで、月が見えるかな、と思って、東京メトロ・有楽町線に乗って、月島駅に行きました!

7番出口を出ると、西仲通商店街がありました。駅前広場には、モニュメントがありました。

月島の名を、全国的に有名にしているのは、やっぱり、もんじゃ焼きでしょう。月島には50店ものもんじゃ店が集積し、西仲通商店街は通称「もんじゃストリート」と呼ばれています。

西仲通は、一番街から四番街までありました。

三番街の入り口のところに、可愛らしい箱のような建物がありました。

この建物は、警視庁月島警察署の西仲通地域安全センターでした。

警視庁(東京都を管轄する警察)は、2007年に管内の100を超える交番の統廃合を実施。そのうち、廃止された一部の交番の建物を活用し、警察官OBの地域安全サポーターが勤務する地域安全センターを設置しました。

西仲通地域安全センターは、もともと大正10年に京橋月島警察署(当時)が設置した西仲通巡査派出所があった場所で、今の建物は大正15年(1926年)に建て替えられたものです。現存する警視庁管内で交番として建てられた建物としては最古のものなんです。

西仲通地域安全センターのちょっと先に、「月島開運観音堂」という看板がありました。

看板の矢印の方向に進むと、提灯がかかった細い道がありました。

通路の突き当たりに、月島開運観音堂がありました。この観音堂は商店街の有志の方の発願で建立されたもので、中には長野の善光寺で入魂した観世音菩薩像が鎮座していて、信州善光寺別院とも言われています。

観音堂の脇の階段を昇ると、月島温泉という銭湯がありました。この銭湯にも行ったのですが、それについては後日別ブログ(https://tambo.treytamura.jp/)で書く予定です。

銭湯で温まって外に出ると、夜の帳も下り、もんじゃストリートにはたくさんのお客さんがいらっしゃいました。

月島で見る月です。行った日は今月14日で、輝面率8割程度で満月までもう少しでした。

さて、もんじゃストリートを歩いていると、ソースのいい香りに誘われて、お腹が空いてきました。

しかし、一人でもんじゃ店に入るのもなんとなく気後れしてしまいました。

それで、ぼっち飯の強い味方、マクドナルド月島駅前店に行きました!

月島で食べる月見バーガーです。今は、どのハンバーガーチェーン店でも、秋になると月見バーガーを販売するようになりましたが、マクドナルドは1991年から販売していて、月見バーガーの元祖なんです。

ふと、オーダーのレシートを見ると、実にシンプルでわかりやすいものでした。