令和六年寒露号
2024年10月8日公開
今月1日から、郵便料金の値上げが実施されました。
ハガキは63円から85円に、定型郵便物が84〜94円から110円に、結構な上げ幅。普通郵便だけでなく、速達や書留などの料金も値上げになりました。
私は値上げされる前に、駆け込みで速達郵便を出そう!と思い立ちました。しかしながら、これと言って特に送る郵便物は見当たりません。
そこで、何を出そうかと、速達、そくたつ、そっくたつ…とつぶやいていたら、一つの商品を思いつきました。
ドラッグストアに行って、ソックタッチを買いました!
ソックタッチとは、白元アースから発売されている、靴下がずり落ちないように脚に塗る糊。発売開始は1972年で、当時はミニスカートにハイソックスというファッションが流行っており、大ヒット商品になったみたいです。
その後、売上が落ち込み販売中止となりましたが、90年代後半に、女子中高生の間でルーズソックスが流行ると、販売が再開され、再び大ヒット。現在は一時のブームは過ぎ去ったものの、当時の女子中高生が大人になっても愛用したり、根強いファンの方に支えられているようです。
さて、郵便局のサイトで確認したら、速達郵便は右上に赤い線を引くだけでいいみたいです。昔の会社には「速達」と書いてあるゴム印がどこでも置いてありましたが、とくに「速達」という文字は書かなくてもいいみたいです。
で、次の問題は、誰に出すか、ということです。当然(?)出す相手もいないので、自分宛に出すことにしました。
定型郵便の封筒に自分の家の住所と自分の名前を書きました。
念のため、ソックタッチを入れた封筒を郵便局に持って行って、速達の料金を確認してもらったら、通常(値上げ前)は344円ですが、なんと、ソックタッチ分の高さが規定を超えてしまい追加料金がかかり、380円でした。その分の切手を購入して封筒に貼りました。
そして、封筒にソックタッチを入れて、封をしました!
ソックタッチを入れた封筒を持って、東京都中央区日本橋堀留町にある郵便ポストに行きました。
千葉市の自宅から、どうしてこんな遠方のポストまで出しに行ったのか?実は、ここに全国でも珍しい郵便ポストがあるからなんです。
えっ!?全国どこにでもある、ありふれた郵便ポストですって?
じゃあ、隣にある郵便ポストはどうですか(^o^)
この青いポストは、なんと速達郵便専用のポストなんです。全国に35箇所しかなく、東京都内には6箇所しかないレアポスト。ただ、大阪市内には26箇所もあるみたいです。大阪の人は、歩くスピードが全国一と聞いたことがありますが、タイパ重視の人が多いのかもしれませんね。
私は以前、このポストがある場所の近くの会社で働いていたことがあり、その時初めてこの速達郵便ポストを見てビックリしました。こんなポストがあるのか!と。そして、いつかはこのポストから速達郵便を出したい!と思っていましたが、ようやく念願が叶いました\( ˆoˆ )/
ポストに投函したのは9月28日土曜日の13時ごろ。集配時刻は、隣の赤いポストと一緒ということで、確認したら次の集配は15時12分ごろ、と書いてありました。
翌29日の午前10時半ごろ、自宅のインターホンが「ピンポーン」となり、配達員の方が、私が出した速達郵便を持ってきてくださいました。
消印に「にほんばし蔵前 6.9.28 12−18」と書いてありました。
開封の儀、です。
無事、ソックタッチが戻ってきました!
私は中・高校生の時はルーズソックスは履いていませんでしたので、今回生まれて初めてソックタッチを買いました。ただ、長靴などを履くと、靴下がつま先の方へずれてしまうことが多々ありますので、せっかくなのでソックタッチを使ってみようかな、と思います。でも、私はかなり毛深いすね毛が生えているのですが、剥がす時に痛くはないのかちょっと心配。