令和六年冬至号
2024年12月21日公開
最近は「推し(おし)」という言葉も一般的な言葉として定着しましたよね〜。
元々は、アイドルグループのファンが、一番好きで応援したいメンバーを「推しメン」と表現したことが言葉の由来のようです。
今では、アイドルに限らず、好きな人や物、一押しの人や物を指す言葉としても使われるようになり、「○○ファン」に代わる言葉として「○○推し」というような表現も、よく見られるようになりました。
私は日本語のナショナリストのようなところがあって、外来語はなるべく使いたくないと思っていて、さらに和語(大和言葉)が好きなので、「推し」という言葉は、なんかいいな、と思っていました。
ところで、私の「推し」は何かな、と振り返って考えてみると、これが特にないんですよね〜。何に対しても冷めているというか、熱中できない性格であるため、「推し」と呼べるレベルのものがないんですよね〜。
それで、今年も年の瀬なので、1年間書いてきたブログの記事を見直してみましたら、私の「○○ファン」という記述が4つ見つかりました。
なんだよ、あるんじゃん、と思われた思いますが、私の中では「推し」と「ファン」は微妙なニュアンスの違いがあるんですよね〜。
「推し」は、好きな対象に対して、真剣に、生活をかけて応援する、というイメージがありますが、「ファン」はそこまで深入りせず、ライトなイメージがあるんです。
もちろん、一般的にはそんな定義はありません。むしろ、英語のファン(fan)はファナティック(fanatic)の略語で、ファナティックとは「狂信者」「熱狂的愛好者」といった意味合いがあり、「推し」よりも過激な感じがありますよね。
でも、外来語としての「ファン」という言葉は、なんとなくフワフワな語感があり、軽い感じがしてしまうんです。
だから、外来語はなるべく使いたくない、と言いながら、「○○ファン」という言葉が好きなんです。
で、今年のブログで書いた私の「○○ファン」を振り返ってみます。
①ミックスベジタブルファン
今夏、米不足によりスーパーのお米売り場がスカスカになる、という事態がありました。そこで、私はお米の代わりにミックスベジタブルを食べればいいのでは?と考えました。
ミックスベジタブルは、今でもほぼ毎日食べています。コーンと人参はもちろんのこと、世間的にはあまり評判が思わしくないグリンピースも大好きです。
②東京モノレールファン
今年9月、東京モノレールが開業60周年を迎え、記念乗車券を買いに羽田空港第2ターミナル駅に行きました。
東京モノレールはかつては羽田空港にアクセスする唯一の鉄道でしたが、1998年に京急電鉄が空港ターミナルビルに乗り入れてからは利用者数が減少。将来的にはJR東日本が羽田空港アクセス新線の開業を計画していて、東京モノレールの存続が危ぶまれている声も聞きます。
東京モノレールは日立アルウェーグ方式という国内唯一の規格で、高速走行が可能で、車窓からの迫力ある景色も魅力で、いつまでも走り続けてほしいな、と思っています。
③NHKファン
上のブログで書いた、東京モノレール記念乗車券を買いに行った時、なんと、NHKの取材クルーの方達にインタビューの依頼を受けました。しかし、自意識過剰な私は、速攻でお断りしてしまいました。
前々からNHKは良質な番組、民放とは違った面白い番組が多いと感じていましたが、インタビューの依頼を受けて、ますますファンになってしまったんです。
④電気風呂ファン
最近は、スーパー銭湯だけでなく、一般的な銭湯でも、さまざまな工夫を凝らした変わり風呂の施設を設けるところが多くなりました。
とくに、昨今のサウナブームで、サウナ施設を設けるところが多くなりました。
私はサウナはちょっと苦手です。そして、私が好きな風呂は、なんと言っても電気風呂なんです。
東京・月島にある「月島温泉」というところにも電気風呂がありました。
上のブログの中で、電気風呂は関西が主流で、関東ではあまり馴染みがない、と書きました。
その後、東京都浴場組合の公式サイト内の「東京銭湯マップ」で、「電気風呂」のワードで都内の銭湯を検索したら、「77件ヒットしました」の表示が出て、さらに、「電気風呂」のタグをクリックすると「155件ヒットしました」と出ました。
この件数の差は謎ですが、いずれにしても、東京にも電気風呂のある銭湯は結構あるみたいで、どんどん行ってみたいと思いました。