令和七年大寒号
2025年1月20日公開
私が現在住んでいる千葉市は、人口98万人の大都市ですが、地下鉄は走っていません。その代わり(?)の市内の公共鉄道として、千葉都市モノレールがあります。
千葉都市モノレールは、千葉みなと駅から県庁前駅までの3.2kmを結ぶ1号線と、途中の千葉駅から千城台駅までの12.0kmを結ぶ2号線の2路線があります。
モノレールは大きく分けて車両がレールを跨ぐ形式の跨座式と、レールにぶら下がってる形式の懸垂式の2種類があります。世界的には跨座式が主流で、日本国内では現在、懸垂式モノレールは湘南モノレールと千葉都市モノレールだけとなっています。
それで、千葉都市モノレールの2路線の合計15.2kmは、懸垂式モノレールとしては世界最長で、ギネス世界記録にも登録されているんです。
そんな千葉都市モノレールの3つの終着駅に行って、線路の終端部がどうなっているのか、見に行ってきました!
千葉みなと駅の線路の終端部です。
駅側もパチリ!隣に見える鉄塔のビルは、NTTドコモ千葉ビルです。千葉みなと駅周辺地区は、千葉市役所や千葉銀行、京葉銀行の本店、千葉中央郵便局、NHK千葉放送局、日本赤十字社千葉県支部などがあり、千葉市内では千葉駅、海浜幕張駅と並ぶ、中心業務地区となっています。
モノレールの看板のアイコンも、懸垂式になっていますね!
千葉みなと駅は、JR京葉線と直結していますが、改札は別々です。
運賃表を撮りました。千葉みなと駅から県庁前駅の1号線と、千葉駅から分岐して千城台駅までを結ぶ2号線の2路線です。
改札の様子です。
千葉みなと駅からは、千城台方面行きと県庁前方面行きがほぼ交互に出発するパターンとなっています。
駅名標です。
左が千城台駅行きの電車、右が県庁前行きの電車です。
ホームの端から、レールの終端部を撮りました。
「下は道路です。危険ですから物を投げ捨てないでください」の注意看板もありました。
千葉みなと駅から10分ほどで県庁前駅に到着しました!
なかなか近未来的な、カッコいい駅です。
ホームの先端からレール終端部を撮りました。
改札口から円形の歩道橋になっていました。
この先、市立病院までの延伸計画がありましたが、建設費の高騰や、採算予測の問題で、計画は廃止になっています。
県庁前駅からは終電のみ千葉行きの電車がありますが、それ以外は全て千葉みなと行きです。2号線の都賀・千城台方面に行くには、千葉駅で乗り換えなければなりません。
千葉駅はJR線・京成線に直結し、周辺には大型商業施設もたくさんあり、一大ターミナルとなっています。モノレールも1号線と2号線の乗り換え結節点になっています。
千葉駅で千城台駅行きに乗り換えです。
25分ほどで千城台駅に到着しました。
ホームの端から、レール終端部を撮りました。
ここでレールが終わっていると思うと、ちょっと物悲しさもありますね。
駅の隣には、大型ショッピングセンターのイコアス千城台がありました。道路の頭上にいきなり懸垂式のモノレールが出てくるので、「モノレール桁下注意」の看板もありました。
千城台駅から出発するのは、一部動物公園駅行きや千葉駅行きがありますが、ほとんどが1号線直通の千葉みなと駅行きです。県庁前方面に直通する電車はありません。
ホームに行ったら、2012年に導入された新型車両のアーバンフライヤー号がいました!
前面には「プラレール」のヘッドマークが!
プラレールの千葉モノレールバージョンが発売されるにあたり、プロモーションとしてヘッドマークが掲げられていたんです。ちょっと欲しい!
懸垂式モノレールだから、車両の下がよく見えるのですが、アーバンフライヤー号は下の方まで窓があって、眼下の景色がよく見えるようになっています。
運転席には、床にも窓があって、真下が見えるようになっていました!
ということで、千葉みなと駅に帰ってきました。隣にJR京葉線が走っています。ちなみに私の自宅の最寄駅の稲毛海岸は次の駅です。