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千葉・幕張新都心のビルの写真を撮ってきました!【前編】

令和七年処暑号

2025年8月23日公開

千葉市にあるJR京葉線の海浜幕張駅を利用された方は意外と多いのではないでしょうか?

幕張新都心の中心にある同駅は、幕張メッセやZOZOマリンスタジアムの最寄りの駅として、土日祝日には大変な混雑をします。

幕張メッセやZOZOマリンスタジアムは駅の南口側(東京湾側)にあり、イベントに来場したお客さんは、ほぼ南口を利用するか、北口に行くとしても、駅前の飲食店やコンビニ、あるいはバス乗り場から幕張本郷駅行きのバスに乗る程度の利用だと思います。

じゃあ、幕張メッセやZOZOマリンスタジアムのあるエリアの反対側、駅の北口側は何があるのかというと、業務研究地区として、最先端企業の本社を始めとするオフィスや研究開発機能が集積するビジネス地区になっているのです。

そんな業務研究地区に建つ、数々の高層ビルの写真を撮ってきました。

海浜幕張駅の北口です。

駅前に、堂々としたパブリックアートがそびえています。先端が鋭く尖っていて、もしUFOが不時着したら、宇宙人のみなさんは串刺しになってしまうな、と、いつも前を通るたびに心配しています。

裏の下の方にあるプレートを見たら、まさかの「無題」というタイトルのオブジェでした。芸術家・剣持和夫の作品です。

オブジェの先にある交差点です。駅の斜向かいの巨大な一角に、たくさんのビルが建ち並んでいます。

交差点を渡ったところにも、大きな碁石のようなオブジェがありました。フランスの彫刻家、マルタ・パンの作品です。

オブジェの先にちょっとした公園と、高いビル2棟が建っています。このスペースは、夏にはビアガーデンになったり、冬には美しいイルミネーションが実施されたりします。

2棟の高いビルの左側は、幕張テクノガーデンB棟です。気象情報サービスのウェザーニューズ社の本社もあり、屋上には気象観測機器も備え付けられています。

そして、右側はD棟です。

AとC棟はどこいった〜、という感じですが、B・D棟の横にある低層棟がA・C棟となっています。

テクノガーデンビルとセンターストリートを挟んで向かい側に建つのは、イオンタワー・アネックスです。1992年に幕張東京海上日動ビルディングとして建てられましたが、2011年に流通・小売最大手のイオンが取得、現在はイオングループの各社が入居するビルとなっています。

イオンタワー・アネックスの隣に建つのが、イオンタワーです。1994年にイオンの本社ビルとして竣工され、イオンモールやイオンリテール、ミニストップ等、イオングループ各社の本社も入居しています。

イオンタワーからセンターストリートを幕張本郷方面に進んだところにあるのが、リアライズ幕張ビルです。元々は、バルブメーカーのキッツの本社として1992年に竣工しましたが、2023年に東京・汐留に本社を移転したことから、昨年4月大阪の不動産業リアライズ社が所有するビルとなりました。ビルの前には、オーストラリア出身の彫刻家、クレメント・ミドモアのオブジェもありました。

リアライズ幕張ビルの隣に建つのは、ちばぎん幕張ビルです。元々は、ドイツの自動車メーカー、BMWの日本法人の本社ビルとして1991年に竣工されましたが、その後本社機能を東京都内に移したため、2016年に千葉県最大の地銀、千葉銀行が取得、子会社の本社等が入居しています。

正面から見ると、東京・銀座の三愛ドリームセンターを彷彿をさせる円柱型のビルですが、裏から見ると、四角いビルでした。

イオンタワーの向かい側には、巨大なビルが建っています。

ヨーロッパの神殿のような巨大さです。ビルの周囲も広くスペースがあって見栄えもすることから、映画やテレビドラマ、CM、プロモーションビデオなど、さまざまな作品のロケ地として使われています。

元々は1993年にNTT幕張ビルとして竣工。現在もNTT系の企業が入居していますが、ビル自体は2017年にシンガポールの不動産投資ファンドのメイプルツリー社が取得し、エム・ベイポイント幕張と名称が変更となりました。

今年、幕張のオフィス空室率が20年ぶりの高水準となった、というニュースがありました。コロナ禍で在宅ワークが進んだことに加え、大手企業の事業再編等で幕張を去る企業が増えているようです。

今回のように幕張のビル群を巡ってみても、イオンのように本社を移転して幕張に根付く企業がある一方、東京都内に本社を移転させる企業も多いことがわかり、東京圏の一角の千葉市でさえもこのような事態なのですから、全国的にみて東京一極集中は解消されるどころか、ますます強まっていくな、と感じました。

さて、次回は今回の続きとして、富士通幕張システムラボラトリ、シャープ幕張ビル、幕張ベイタワー、キャノンマーケティングジャパン、住友ケミカルエンジニアリングセンタービル、幕張テクニカルセンターの写真を載せたいと思います。